SSブログ

SDA王滝参戦記 その弐 [自転車]

IMG_1688.jpg

AM 3:30起床。皆でバタバタと支度をして出発。まだ暗い峠を下って行く。途中、猫を轢きそうになるがぎりぎりで回避。松原スポーツ公園に到着するが駐車場が一杯。ウロウロしてからようやく駐車できた。マシンを降ろして最終チェックをすませてスタート地点に向かった。

IMG_1692.jpg

IMG_1694.jpg

途中の自然湖で撮影。それにしても42kmコースのスタート地点は松原スポーツ公園から10kmちかく先でしかもクルマでは行かれない。42kmなんて言わずに50kmと言った方がいいような気がするんだけど・・・

IMG_1702.jpg

IMG_1703.jpg

到着した時には既に沢山の人がスタンバイしていて、我々は最後尾近辺となってしまった。AM 7:00 レースは静かにスタートした。

断面.jpg

これがコース断面図。まずは7kmほど延々と登る。ここでかなり振り分けられそうだ。一度下ってからもう一度登り返す。最後は下ってゴールだ。

スタートするとあっというまにGENさんは前に行ってしまった。Gannyoさんはどこだろう? 2km地点でその姿を前方に捉えた。しかし、やはり見えなくなってしまった。独りで黙々とペダルを踏み続ける。以外にもかなりの人数を追い抜いた。今回、Epic 29er での出場は初めてだが、こんなにも29erが楽なのかと改めて感動する。私のような下手糞でもマシンのほうが助けてくれる。王滝に出場するマシンは様々だけど、登りを考えると軽いハードテールのほうが有利という意見もある。しかしEpicのようにリアサスが付いているとガレた箇所のラインも取れるのでとても楽なのではないか・・・
淡々と登って行くのだが、斜度がそれほどでもなく一定のペースを保ちやすい。ゆっくりだけど確実に前に進んでいるし、多くのライバルを抜いているので何となく気分よく走れている。

ピークに到達。一旦下車してブレインをSOFTに切り替えて下り始める。イイ感じで下れる。気持ち良い〜! 後ろからライバルが追って来ているのを感じていたのだが「ガシャ〜ン」と凄い音がして気配が消えた。大丈夫だろうか?? 前方では女の子が倒れて意識不明。パンクは多数。地獄絵巻が始まった。

下り終わるとアスファルトに出る。ここでGannyoさんを発見。そしてトンネルを抜けて滝越に戻るとGENさんが道ばたで止まっている。GENさんは足を攣ってしまっている様子。私も左ひざが先ほどから違和感があったので二人でエアサロンパスで一時しのぎと補給をする。Gannyoさんが追い抜いていった。私もまた走り出す。

2つ目の登りの最初はちょっと勾配がある。補給が巧くいったようで膝の違和感は和らいだ。今回持ってきた梅干しと粗塩、そして沖縄黒糖が効いたみたいだ。再発しないようにペースを保ちながら淡々と登って行く。日が出て暑くなっているのでボトルの水を頭からかけながら走行。すると目の前にGannyoさんが見えた。お〜〜!!追いついたのか!!しかも抜去ってしばらくすると後方視界にも入ってこない。「もしかして・・・3人の中で最初にゴール??」なんて色めき立った。しかしGENさんも追ってきているだろう。まぁ〜とにかく無事にゴールできればいい。色気を出すとロクなことはないのだ。

IMG_1704.jpg

この美しい山を見るのが王滝の醍醐味だ。ようやくピークを過ぎてしばらく下る。そしてまたちょっと登ってそこから先はゴールに向かってひたすら下る。一旦停車して補給。ブレインをSOFTに変更。すると Gannyoさんが猛然と下って行く!!「しまった・・・やられた」慌てて乗車し、追いかける。「Gannyoさ〜〜ん!!」手を挙げて答えるGannyoさん。しかしあっという間に見えなくなってしまった。必死に追うが思うようなライン取りが出来ない。目線の移動が出来なくて近くばかり見てしまっている。浮き砂利に何度かビビリながら慎重にくだる。前方のライバルが転倒。横をすり抜ける。転倒だけはしたくない。しかし・・・

深い砂利とガレが混在している箇所があり、ビビってブレーキング。それが強すぎた。フロントを持って行かれて転倒。しかも後続のライバルを巻き込んでしまった。スピードは出ていなかったのでダメージは最小限のようだが・・・巻き込んでしまった方に平謝り。すると「大丈夫です!頑張りましょうね!」と逆に励まされてしまう。何と紳士的な人だろうか!!気を取りなおして走り始めるが、ビビリながらで速度はあがらない。

ゴールまであともう少しの所まできた。なんだか・・・もう終わってしまうのかという、妙な寂しさがこみ上げ来た。「もうちょっと走りたいなぁ〜・・・」この土の感触をもっと味わっていたい。
最後の力を振り絞って必死に踏む。ペース配分も巧くいったようで疲労感はさほど感じない。足も攣らなかった。最後の橋が見えた。

IMG_1706.jpg

IMG_1705.jpg

無事にゴール。タイムは3時間10分くらいか・・・先にゴールしたGannyoさんが出迎える。「どのくらいの差だった?」と聞くと「2〜3分ですかね」とのこと。やはりGannyoさんの下りは速いのだなぁ〜!

IMG_1708.jpg

20分ほど待つとGENさんがゴール。転倒もあったようだが3人ともゴール出来た喜びを分かち合う!!

IMG_1712.jpg

IMG_1713.jpg

IMG_1714.jpg

松原スポーツ公園までおしゃべりしながら戻る。Gannyoさんは閉会式を見たいので残るそうだ。私とGENさんは渋滞を避けるため、そそくさとマシンを積み込み王滝村を後にした。帰路の車中では今回の王滝を色々と振り返りながら話が弾む。楽しかった王滝も終わってしまった。次は5月まで待たなければならない。長い8ヶ月になりそうだ。


SDA王滝参戦記 その壱 [自転車]

IMG_1658.jpg

9月15日土曜日、AM9:00過ぎにGENさん宅でマシンを積載完了。いざ、王滝村へ出発。しかし相模湖I.C.までの道は大渋滞していた。何と3時間以上かけてようやく高速に乗った。Gannyoさんに連絡を入れるとやはり渋滞にハマっている様子だ。3連休初日だから仕方ないか。しかし高速に乗ってしまうと談合坂SAまではそれなりに混雑していたがその後は順調に流れた。やれやれ・・

IMG_1660.jpg

GENさんの勧めで中央道 原PAの「「王滝食堂」で遅めのランチにした。

IMG_1662.jpg

ダブルソースカツ丼。ちょっと味が濃い気がしたが完食。しかしいきなりガッツリ食べたのが災いしてしまい、この後私は腹痛になってしまう。途中何度かトイレに駆け込み、ようやく腹痛も治まった。

IMG_1676.jpg

IMG_1677.jpg

もう16時に近い頃に無事到着。1年半ぶりのこの雰囲気に心が躍る。エントリーを済ませてブースを見て回る。

IMG_1666.jpg

IMG_1671.jpg

GENさんはアンダーウェアをご購入。今回GENさんのマシンにはバーエンドバー付きのERGONグリップが装着されている。インプレが楽しみだ。

IMG_1670.jpg

私はスペシャライズドのブースでカーボンホイールに釘付けになってしまう。やっぱり軽いっすね。

IMG_1680.jpg

これは竹谷選手のマシンのシートポスト部分。このボトルケージホルダーってワンオフだよね??欲しいなぁ〜!

IMG_1678.jpg

Gannyoさんとも無事合流した。 GENさんと私はこの後少しだけ足慣らしに5kmほど走ってきた。

IMG_1673.jpg

IMG_1674.jpg

マシンチェック問題なし。再び会場に戻る。

IMG_1684.jpg

地元のレースクイーンによる豚汁のサービスが待っていた!!

IMG_1683.jpg

明日の無事を祈り乾杯!!勿論お酒が飲めないのだが(悲) この後すぐに3人で宿に向かう。

IMG_1685.jpg

宿の食事は豪華で食べきれないほどだった。たまらずビールを注文。最近ちょっとだけお酒が好きになったのです。部屋で身支度を整えて22時前に就寝。色々話は尽きないのだが明日のためには寝なければ!!

つづく

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。